干しぜんまい
GWに富士山に行った際、ぜんまいを少し採取してきました。
今までは後処理が面倒くさくてワラビは採ってもぜんまいはパスしてきましたが、昨年読んだ矢口高雄の漫画の中で、子供の頃食べたぜんまいの味噌汁の味が忘れられないなどと書いてあり、山形から干しぜんまいを取り寄せました。
スーパーに売っているぜんまいの水煮はほとんど中国産で香りも乏しいですが国産の干しぜんまいは本当に美味しかったのです。
しかし今では流通量も少なく幻などと呼ばれ、とにかく高い。
だったら自分で作ろうと思ったわけで。
ただし上手くいくかどうか分からなかったのでとりあえずお試し分のみ持ち帰ってきました。
まずは沸騰したお湯と少量の重曹を入れた容器にぜんまいを入れ一晩。
こんなにアクがでます。なんか紫蘇ジュースみたいで美味しそうですが。
でバルコニーで天日干し。
半分乾いたくらいの時からモミモミします。
干し上がり。
完全に乾くまで何度もモミモミするのがポイントです。
最初の状態が想像できない黒い枝のような代物ですがこれが完成品です。
で食べるときは干しぜんまいを水から煮だし、沸騰前で火をとめそのまま一晩。
するとよく見る水煮の状態になるのです。
な〜んかわざわざ干してまた戻すなんて面倒くさい話ですが美味しいものを食べるにはここまでしなけれななりません。
しかし昔の人はよくこんなこと考えたな〜。
まだ食べてないのでアク抜きが上手く出来たかどうかはわかりませんが、成功してたら来年は大量に収穫しようと思ってます。
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