矢口高雄 ふるさと
中央公論社より1989年に発刊された「愛蔵版 ふるさと」全三巻をヤフオクで落札しました。
もちろん絶版のため現在新品は入手出来ず、現在は古本として定価以上の値が付き始めています。
この作品は著者が数ある作品の中でも最も気に入っているもので、東京から子供を連れて田舎にUターンする家族の物語です。
さすがに20年以上も前の作品なので、現在の社会情勢とは若干異なりますが、日本人本来の生活を求めて田舎を選んだ家族の生き方には共感を覚えます。
実は自分もそろそろ東京を離れたいな〜などと思っているので、この作品にかなりインスパイアされてしまいました。
それにしても矢口高雄の自然描写はすばらしいです。
少し前に「平成版 釣りキチ三平」も読んだのですが、こちらも過去に連載されていたそれとは違い、ページ割りの制約もないため、思う存分に紙面に描かれたその自然描画は圧巻です。
釣りキチ三平ファンの方にはどちらも是非読んでいただきたいおすすめのマンガです。
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